STK・STKRパイプ構造とは
2026/06/26
STK・STKRパイプ構造とは?
~軽くて強い鉄骨が選ばれる理由~
はじめに
鉄骨と聞くと、多くの方は高層ビルや大型工場で使われるH形鋼を思い浮かべるのではないでしょうか。
もちろんH形鋼は建築に欠かせない重要な材料ですが、実は私たちが製作しているテント倉庫やテント上屋、通路、シェルターなどでは、それとは少し違う鉄骨が数多く使われています。
それが**STK(丸パイプ)やSTKR(角パイプ)**です。
一見するとシンプルな鋼管ですが、このパイプ構造には、H形鋼にはない多くのメリットがあります。
今回は、弊社でも数多く採用しているSTK・STKRパイプ構造について、その特徴や魅力をご紹介します。
STK・STKRとは?
まずは名前からご説明しましょう。
STKは、建築や構造物に使用される一般構造用鋼管(丸パイプ)の規格です。
一方のSTKRは、一般構造用角形鋼管、いわゆる角パイプになります。
どちらも建築基準法やJIS規格に適合した鋼材で、
テント倉庫
シートハウス
テント通路
カーポート
工場設備
各種フレーム
など、さまざまな構造物に使用されています。
弊社でも、このSTK・STKRを使用した鉄骨製作は数多く手掛けています。
パイプ構造が選ばれる理由①
軽くて強い
パイプ構造最大の魅力は、
「軽いのに強い」
ということです。
同じ重量の鋼材でも、断面形状を工夫することで高い強度を確保できます。
例えばストローを想像してください。
中が空洞でも、縦方向には意外と強い力に耐えられます。
鋼管も同じ考え方です。
必要な強度を確保しながら重量を抑えられるため、
運搬しやすい
建方しやすい
基礎への負担も軽減できる
というメリットがあります。
パイプ構造が選ばれる理由②
見た目が美しい
パイプ構造は見た目にも大きな特徴があります。
H形鋼は力強さがありますが、
パイプ構造は
スッキリしている
圧迫感が少ない
シャープな印象
を与えます。
そのため、
テント倉庫だけでなく、
店舗
展示施設
イベント会場
公共施設
など、デザイン性が求められる建物にも多く採用されています。
最近では、インダストリアルデザインの人気もあり、あえてパイプ構造を見せる設計も増えています。
パイプ構造が選ばれる理由③
テント構造との相性が良い
弊社が最も得意としているテント関連の鉄骨では、
パイプ構造が非常に相性の良い材料です。
例えば、
テント生地を均一に張れる
曲線(アーチ)が作りやすい
金物との取り合いがスムーズ
など、多くのメリットがあります。
テントは鉄骨だけで完成するものではありません。
鉄骨と膜材が一体になって初めて性能を発揮します。
だからこそ、
鉄骨だけを見るのではなく、
「テント全体」を理解した鉄工所
であることが重要になります。
実は難しいパイプ加工
「パイプなら簡単そう」
そう思われる方もいらっしゃいます。
しかし実際は逆です。
パイプは、
熱による歪み
溶接による変形
切断角度
接合精度
など、
H形鋼以上に気を遣う部分があります。
特にアーチ構造や角度の付いた接合部では、
わずかな誤差が最後の組立時に大きなズレとなって現れます。
だからこそ、
加工技術だけでなく、
『経験』
が非常に重要になるのです。
弊社が大切にしていること
弊社では、
単に図面通りに加工するだけではなく、
現場で組みやすいか
テント業者様が施工しやすいか
長く安心して使っていただけるか
という視点を大切にしています。
STK・STKRは非常に優れた材料ですが、
その性能を十分に発揮するには、
適切な設計と加工技術が欠かせません。
長年テント業界に携わってきた経験を活かし、
一本一本のパイプにも責任を持って製作しています。
まとめ
STK・STKRパイプ構造は、
「軽い」「強い」「美しい」
という三つの特長を兼ね備えた、非常に優れた構造材です。
特にテント倉庫やシートハウスなどでは、その性能を最大限に発揮します。
しかし、その性能を引き出すためには、材料だけでなく、加工技術や現場経験も欠かせません。
弊社はこれからも、STK・STKRパイプ構造の専門性を活かし、お客様の用途に合わせた最適な鉄骨づくりをご提案してまいります。